”子育てハッピーアドバイス”シリーズの著者で、子育てカウンセラー・心療内科医の明橋大二先生は、「原因がはっきりしない不登校の8割から9割はHSC=ひといちばい敏感な子ではないかと思う。」とおっしゃっています。
こんにちは!
ほくせつマメの木副代表 熊川サワコです。
自分で言うのもなんですが、子供の頃はちょっと・・でなはく、かなり変わった子どもでした。💦
私が小学生だった頃は土曜も昼まで授業があり、午後からクラス単位でイベントをすることもあった、公立もかなり自由な時代でした。
4年のある土曜にクリスマス会があったのですが、私はなんと先生の手を振り切って帰ったのです。
その理由は・・
「わたし、クリスチャンじゃないんで!」
ね、変な子でしょ。(笑)
🌲 🌲 🌲 🌲 🌲
先生「クリスマス会をしましょう!」
生徒「やったーー♪」
というのが普通の反応かもしれません。
でも、私の頭の中では
・クリスマス会って何のためにするの?
・そもそもクリスマスってなに?
・クリスマスってキリストの誕生日だよね
・キリストってキリスト教の一番偉い人
・世界中にキリスト教を信じるクリスチャンはいる
・だからクリスチャンがお祝いするのはわかるけど
・私はクリスチャンじゃないし
・クラスメートもそう
・クリスチャンじゃない人がどうしてお祝いするのかわからない
・わからない場に参加するのってどうなん?
・参加する意味を見出せないので帰る
これほど深く考えていた。
と、今ならわかります。
実はこれ、深く考え、納得しないと動かない。HSCの特徴のひとつなんです。
HSCとは、Highly Sensitive Child の略で、ひといちばい敏感な子と訳されます。
HSCが成長して大人になると HSP Highly Sensitive Person =ひといちばい敏感な人 となります。
この概念は、アメリカの心理学者 エレイン・アーロン博士が提唱したもので、博士自身がHSPであり、ご自身のお子さんもHSCであったそうです。
つまりかつてHSCであった熊川はいま、HSPというわけ。
ここではHSCを中心に説明していきますね。😊
いったい、どういう感じの子どもがHSCなのでしょうか。
具体例を少し挙げると・・
*チクチクざらざらなどの刺激に敏感
*人生について深く考える
*まぶしい光・騒音・においがしんどい
*一人になる時間が必要
*すぐに驚く
*空想好き
*よく泣く・癇癪をおこす
*正義感が強い
*二つ以上のことの同時にいわれると固まる・パニックになる
*アートや自然にとても感動する
*ものすごく人に気を遣う
*石橋を叩いて渡る
*悲しいニュースを聞くだけでも暗くなる
*ささいな変化によく気が付く
*ささいなことで深く傷つく
こんな感じです。
手がかかる かも😅
では、HSCの敏感さって一体何なのでしょう。 アーロン博士はこう説明します。
① この敏感さは、持って生まれた気質です。
② 障がいや病気ではありません。
③ HSCの割合は15%~20% 人種やジェンダーは関係ありません。
④ 何に対して敏感かは人それぞれです。
⑤ 大人になっても敏感な気質は変わりません。
⑥ 感覚の敏感さで、発達障害と誤解されることがあります。
⑦ 脳科学的な研究名は SPS(Sensory Processing Sensitivity)”感覚処理感受性”です。
この敏感さは種が生き残るための戦略であり、100種類以上の生物にみられるとか。
ただ原始時代ではない現代、それも特に横並び重視の日本の学校や社会においては、「生きづらさ」の原因になってしまうこともあるのだそうです。💧
「うちの子、育てにくいなあ」
「なんだかよその子と違うなあ」
お悩みの方にぜひ、HSCのことを知っていただきたいなぁと思います。
「あ、うちの子、これだわ!」
なら、子育てのコツをつかめるかもしれませんよ。✨
👶 👧 👨 👶 👧 👨
★こちらのサイトで、HSCかどうかのチェックができます。
(正確にはこのチェック+DOESのすべてにあてはまる=HSCとなります。 DOESについては下記の参考サイトMAZECOZE研究所の記事に解説があります。)
【参考サイト】
🍀明橋大二 オフィシャルサイト
🍀MAZECOZE研究所
5人に1人の「ひといちばい敏感な気質」をもつHSP・HSCは、自己理解と自己肯定でもっとラクになる。子育てカウンセラー・心療内科医の明橋大二先生にききました!
http://mazecoze.jp/diversity/5198
【参考図書】
🍀The Highly Sensitive Child ひといちばい敏感な子 子どもたちは、パレットに並んだ絵の具のように、さまざまな個性を持っている
エレイン・N・アーロン著 明橋大二訳
🍀HSCの子育てハッピーアドバイス
明橋大二著
🍀4コマでわかる HSC子育てあるある うちの子はひといちばい敏感な子!
太田知子著 明橋大二監修
そして、「気にしすぎ」「考えすぎ」「気を遣いすぎ」とよく言われるなら、親であるアナタがHSPかもしれません。
アーロン博士の日本語訳本はHSP版が2000年、HSC版が2015年に発売され、HSP・HSCの概念自体が日本にきて日が浅い、またこれまでメディア等であまり取り上げられなかったため、自分がそうだと知らない・気づいていない人の方が多いのです。💦
実は熊川も今年知ったばかりです。。😅
そこで!
HSP/HSC 超入門講座を開催します。
2019年11月、2020年1月・3月の3回
【とよなかHSP情報会】
11月と1月はお子様連れOKです。
詳細はこちら↓のブログをご覧ください。
(2019年9月情報追加しました)
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<終了しました>
7月26日開催のほくせつマメの木 サマーフェスタでは、HSCに関する上記参考図書やHSP関連本を手に取ってご覧いただけます。 また会場でも、HSP・HSCのセルフチェックを開催いたします。✨
一組さま30分:無料