身支度コーナーを作るときの4つのポイント

入園と同時に、子どものモノが増えますよね。朝の準備、帰宅後のお片づけを楽にするのが「身支度コーナ」です。そのポイントをお伝えします。

こんにちは。

ほくせつマメの木のブログにお越しくださりありがとうございます。


整理収納アドバイザーの藤井ふみ子です。


新学期が始まりましたね。

 

私の家には4歳と1歳の子どもがいるのですが、2018年度に長男が幼稚園、長女が保育所に同時に入園しました。。

 

そして2017年度は長男が新設された保育所の2歳児クラスに入所でした。

 

2年連続の新生活スタートだったので、それはもう慌ただしい春でした・・・。今年は進級のみだったのですいぶん落ち着いた暮らしができています。(ほんまに良かった~~)

 

 

今年度に入園のお子さんがいらっしゃるご家庭はママもパパもお子さんも大変ですよね。

 

2月ごろから園から指定される用品を準備されていると思いますが、

 

この準備!
働きながらだと本当に時間がない!

 

買いそろえて、

 

全部に名前を書いて。

 

巾着やランチマットがサイズ指定の場合は休日返上で作ったり…。

 

そしてあっという間に4月。

入園ですね。

 

 

みなさん、いかがでしょうか?

 

増えた子どもの入園グッズなど、置き場所は決まっていますか?

 

 

実は、私は整理収納アドバイザーですが一昨年は準備だけで精いっぱいで、子どものモノを収める場所を決めたのは4月に入ってからでした。

 

このブログは、今現在

 

「保育園・幼稚園のモノの場所が決まっていない」

「平日と休日の子どものものは同じ場所に収納している」

 

といった方に向けて、「時間がないなかでも、押さえておきたいポイント」をお伝えします。

 

 

 

ポイント①
幼稚園で使うモノと、それ以外のモノをわける

 

保育園・幼稚園のものを一か所にまとめた「身支度コーナー」を作るのがおススメです。

 

保育園・幼稚園に通う平日のモノと休日のモノが一緒に収納してあると、総量が多くなり、子どもも親も管理が大変になります。

 

園で使うモノと、園では使わないモノを分けることで、

 

  • 子どもが自分で身支度できるようになる
  • ママやパパが用意しやすい(ママが担当の場合でも、パパが協力しやすくなる)
  • 家事動線が楽になる

 

といったメリットがあります。

 

ポイント②
誰が管理するのか決める

 

2歳の子どもと5歳の子どもではできることが違います。

 

身支度コーナーに保育園幼稚園のものをまとめますが、それを誰が管理するのか決めておきましょう。

 

例えば

 

  • リュックを玄関から身支度コーナーまで運ぶのは子ども?ママ?
  • 運んでフックにかけるまでが子どもの仕事?
  • 押さなくて難しいから、運ぶだけ?
  • 給食袋は誰が出す?誰が入れる?
  • 幼稚園用のタオルは、誰が取り出す?
  • 取り出したタオルは、誰がリュックに入れる?

 

細かく動作をわけて、「子どもができること・できないこと」「今はできないけど、そろそろ練習させたいこと」などを成長に合わせてチェックしてくださいね。

 

誰が管理するのかで、適した収納方法や高さが変わります。

子どもが管理するものは、子どもの手の届く高さに収納しましょう。

 

ポイント③
週に5回使う身支度コーナーはリビングに!

 

登園グッズをまとめた身支度コーナーの設置場所は、リビングががおススメです。

 

  • 朝の時間帯にママやパパの目が届く
  • 子どもが手伝ってほしい時に親にお願いしやすい
  • 夕方に洗って翌朝用意するものが多いので、キッチンに近いリビングは動線が短くなる→片づけと準備が楽になる

 

登園するようになると普段着を着る機会が減りますよね。(帰宅後に着替える場合でも平日休日で服を分けると楽です。)

 

リビングに全ての子供服を収納するスペースがない場合は、リビング続きの和室や、廊下の収納、他の部屋などに移動させても大丈夫です。

遠くに収納すると不便になりますが、使用頻度が低くなるのでそれほど困ることはありません。

 

 

私の家も、長男の幼稚園指定の白ソックスとお出かけ時の新幹線ソックスは別の場所に収納しています。

 

 

 朝の登園準備が身支度コーナーの1か所で済むようになると、子どももあちこち移動しなくて済むので「自分ひとりで用意する」ことへの心理的なハードルも下がります。

 

子どもが長く過ごすリビングに身支度コーナーを設置するのがおススメです。

スペース的に難しい場合は、子どもが家を出入りするときに通る場所や、親の家事動線に近い場所が良いと思います。

 

ポイント④
収納方法は保育園・幼稚園を参考にする

 

身支度コーナ―を作る時、迷うのが収納方法ですよね。

 

ネットや雑誌を参考にする前に、一番にチェックしていただきたいのはお子さんが通う園のロッカーです。

 

ロッカーというとOLが使っているような金属でできていて鍵のついているあのグレーのものを想像されると思いますが、保育園や幼稚園でも、子ども一人一人に割り当てられたエリアがあります。

 

私の通う園では「ロッカー」と呼ばれていますが、おそらく、みなさんのお子さんの園にも似たようなものがあると思います。

 

入園説明会などでご覧になった方も多いのではないでしょうか?

 

子どものロッカーはOLロッカーのようなバーがついているだけのただの箱ではなく、子どもが自分でできるように工夫された構造になっています。

 

ただでさえ、環境が変わって子どもが不安になりやすい4月。

 

お家と保育所で収納方法が違うと覚えるのがしんどいです。(入園すぐは、通園バッグのお片づけなどはお母さんがやってあげていいと思いますが)

 

できるだけ同じ収納方法で身支度コーナーを作ると、子どものストレスが減ります!

 

例えば、園リュックは

 

「棚に置く」「フックにかける」と

 

2種類の収納方法がありますが、私の園ではリュック用のフックがあるので家でもフックに引っ掛けるようにしています。

 

 

 また、同じフックでも幼稚園のロッカーではリュックは左、体操服袋は右と場所が決められているので、家でも同じような配置にしました。

 

幼稚園でも家でも同じような環境にしてあげると、モノの定位置を子どもが覚えやすいですね。

 

整理収納で子どもの生きる力を育てる

 

長男は年中になったので、そろそろ登園の用意も自分でしてもらいたいな~と思っています。

 

入園のころから体操服はすぐ下の引き出しにあるので、場所はわかっている長男。

 

子どもがやる気MAXのときは自分でバッグにいれてくれます(笑)

 

 

 

 

 

 

 未就学児の生活は「身支度などの生活習慣を身につけること」がとても大切。

 

 

小学生になったら、生活の中に「勉強・学習」の時間が加わります。

 

保育園、幼稚園のうちに「子どもが自分でできること」を増やせると良いですね。

 

家具や収納用品の購入や移動が必要になる整理収納は子どもだけではできません。

是非、お子さんの様子をみて整えてあげてくださいね。


ほくせつマメの木 代表
親・子の片づけマスターインストラクター
整理収納アドバイザー
藤井ふみ子