近視になったら眼鏡をかけるように、音が聞こえにくい人が耳に装着して使うのが補聴器です。
もし補聴器を拾ったら、警察署や交番に届けましょう。 補聴器業界と警察がタッグを組んで、落とし主に届ける仕組みができました!
みなさんは補聴器の値段をご存知ですか?
実は・・びっくりするほど高額です。
父の補聴器を作るのに耳鼻科や補聴器専門店に付き添ってはじめて知ったのですが、お値段なんとおひとつ(片耳分)10万円。💦 両耳で20万円💦💦もしたんです。 (※平均価格はひとつ15万円)
だからなくすと大変!
聞こえない・聞こえづらいという聴覚面と、金銭面で大打撃😱
しかもこのコロナ禍で、補聴器を落とす人が増えたそう。
その理由は、補聴器の形にあるのです。
眼鏡族のみなさんは、↑このイラストのような経験ありませんか? 私はあります。😅
マスクを外すときに、眼鏡のつるがマスクのゴムに引っ掛って、何度も眼鏡を落としました。
補聴器も眼鏡と同じように、マスクのひもが引っ掛りやすい構造をしているので、毎日マスクをするようになった=補聴器を落としやすくなった というわけです。
特にマスクのゴムが引っ掛かりやすい補聴器はこの耳掛け型です。
補聴器と眼鏡とマスクをつけたら耳の上にいくつも乗ることになるので、そのうちのひとつ・・補聴器を落としても気が付きにくい というのも納得です。
また、補聴器は聞こえにくい音域だけを聞こえやすくできる医療機器です。
ユーザーにもよりますが、外れた瞬間何も聞こえなくなる・・というわけではありません。 なので落とした場所の音環境によっては”聞こえの変化”を感じにくい場合もあり、補聴器を落としたことに気づきにくいのです。
なお、補聴器を使うのは高齢者ばかりではありません。
聴覚にハンデがある子どもたちも使っています。
補聴器はカスタマイズされた精密医療機器だから、子ども用でも高額です。💦
補聴器は医療機器で、メーカー名や製造番号がついています。
加えて販売店はメンテナンスの必要性から顧客の個人情報を管理しています。
この情報は2022年2月に全国の警察署に周知され、補聴器が拾得物として交番等に届けられると、次のような流れで持ち主を特定する運用が始まりました。
警察署 ⇒ 補聴器メーカー ⇒ 販売店 ⇒ 持ち主
そう、みなさんが届けてさえ下されば、持ち主の手に戻る確率が格段にアップ!!😊
補聴器はこのブログで紹介した耳掛け型のほかに、耳穴にすっぽりはいる耳穴型や小型ラジオのようなポケット型補聴器等があります。 (「補聴器」で画像検索するとわかりやすいですヨ)
どの型の補聴器も、使っている方にとっては大切なもの。
もし補聴器をひろったら、警察署や交番に届けましょう。🍀
※警察署や交番以外に、補聴器専門店や補聴器を扱っている眼鏡店に届けてもOKで~す!
<本ブログ内に使用している補聴器の画像は、亀戸まごころ補聴器さまより、ご提供いただきました。心より感謝申し上げます。💕>
※補聴器とリーズナブルな集音機の違いは熊川の個人ブログをご覧ください。
豊中市登録市民公益活動団体
ほくせつマメの木 副代表
上級終活カウンセラー
介護サービス相談員