子どもの手づかみ食べ。「困ったなぁ」「イライラする」と、お悩みのママも多いはず。でも「手づかみ」は大事な成長過程のひとつです。
手づかみ食べで育つ大切な力と、食事タイムを楽にするコツをご紹介します♪
こんにちは。
「発達でこぼこのお子さんの教育相談」の吉岡良子です。
赤ちゃんがもぐもぐ期になったら「手づかみ食べ」が始まりますね。
子どもが上手にスプーンやお箸を使えるようになるまで食事タイムに苦戦するママも多いと思いますが、この「手づかみ食べ」おススメします。
お母さんがスプーンで口に運ぶ方が楽です。赤ちゃんや子どもが自分で食べると時間もかかる、テーブルも床も汚れる・・・お母さんにとっては手間ですよね。
でも、自分で食べると美味しい♪
子どもはもちろん、赤ちゃんでも自分でごはんを食べると「美味しい!」と感じます。「美味しい!」と感じることは食べる意欲に繋がりますね。実は食べさせてもらうのって美味しくないんです・・・一度やってみるとよくわかります(^^;)
そして「手づかみ食べ」は、発達を促す大事な成長過程でもあります。
目の前の食べものに手を伸ばす→適度な強さで掴む→口まで運ぶ→口をあけて食べ物を取り込むと同時に手をはなす。
食べ物を見て口に入れるまでの間に、ざっと書き出してみただけでこれだけの動作が必要です。乳児にとっては難しい作業です。目、手や指、腕、口などを協力的に動かさなければなりません。
はじめはなかなか上手くいきません。それでも食欲に支えられて試行錯誤を繰り返す。その過程でいろいろな感覚と動きが発達するんです。
そして、上手くいったときの達成感!
お母さんにほめられれば、さらに意欲が高まりますよね。おまけに、上半身を立てて安定して座るためのインナーマッスルも鍛えられます!「手づかみ食べ」は良いこと尽くめなんです。
…とは言え、やっぱり床もテーブルも汚れます(笑)
ここからは、ママにとっては大変な「食事タイム」を楽にする方法をご紹介しますね☆
1、床に新聞紙を広げてから椅子を置く。
2、食べ終わるまで、手や口を拭かない。
3、食べ終わったらざっと拭いて、エプロンと上着を脱がせて手と顔を洗いに行く。
この流れにすると、ハードルが下がるのではないかと思います。
一緒に食べるお母さんの笑顔が一番!
大好きなお母さんが「美味しいね」と共感してくれるから、美味しいんです。
イライラしながら食べさせて、お母さんがご飯を食べるときには冷めている…なんて、さびしいですよね。
手抜きけっこう!
汚してもいい!
子どももママも、楽しく美味しく食べましょう(^^)