最近は、世の中にはたくさんの子育てメソッドがあって、パパママさんは大変だな~、と常々感じています。
数ある子育てメソッドの中で、もっともポピュラーと言ってもいいのは「褒めて育てる」だと思うのですが、実際現役子育てパパママさんたちからは「褒めてばっかりいられない!」とよく伺うのが現状。
しかし実際は、子どもが成長するにつれて「出来て当たり前」が増えてきて、褒める場面が少なくなっちゃうことが問題なんだと思うのです。
付け加えると、
「出来て当たり前」という評価が当たり前に思えるお子さんと、
「どうして褒めてくれないの?」と感じるお子さんがいる、
ということも事実。
それは、「誉められてうれしいこと」が違うからなんです。
親子でも価値観が違う!?
人の性格の大部分は、育てられた環境に左右されます。
当然、親の価値観は子に引き継がれるもの・・・と思われがちですが、果たして本当にそうでしょうか。
先日頂いたご相談に、「娘にいつも怒られる」というのがありました。
よくよく伺ってみると、彼女は娘さんのことを精いっぱい褒めているのに、娘さんから「馬鹿にしないで!」と怒られるそうなんです。
彼女にとって、大きなリアクションで「うわ!!スゴイ!!すごいね~~!!!」と褒めることが最大の賛辞。彼女も母親にそうやって育てられました。
なのに、娘さんには伝わらない。
そこで、「次に褒めるときには、具体的に褒めてあげてください」とお伝えしました。
例えば、机をきれいに片付けたなら、ママにとっては面倒なんですが、「ちゃんと本棚に本仕舞えたんだね!机も拭いたのね!さすが!!」という風に。
それからしばらくのちに、「あんまり表情には出さないからわからないけど、叱られなくなりました!」とご連絡いただきました(笑)
これは、彼女と娘さんの価値観の違いから起こるすれ違いなんです。
彼女と彼女のお母さんは、たまたま同じ価値観だったんでしょう。
ここで言う「価値観」は、育てられた環境ではぐくまれるものとは別に、生まれ持った「人生観」であると私は定義しています。
誰しもが持つ、生まれ持っての「人生観」は、一生変わらないものです。
子どもに伝わる褒め方は、お互いの人生観の違いを知って子どもの受け取りやすい伝え方をすることが大切なんです。
そんな「伝え方」についてお話しする、
「子どものヤル気を引き出す声掛け講座」を11月25日(木)に開催します。
わが子との意思疎通が難しくなってきたな、と思っている親御さん、
ぜひご参加くださいね。
詳細はこちらのリンクよりご確認ください。
豊中市市民活動サポート事業「子どものヤル気を引き出す声掛け講座」